プログラマは理解しやすいコードを書く努力をしますが、ときに追加の説明が必要です。このような場合、プログラマはソースコードにコメントを残します。コンパイラはコメントを無視しますが、ソースコードを読む人にとって役立つものになります。
コメントは2つのスラッシュ (//
) から始まり、改行までをコメントとみなします。
examples/ch04-basic-syntax/src/comments.zen
test "comments" {
//これはコメントです。
//下の行はコメントで、実行されません。
//ok(false);
const x = true; //行の末尾にコメントを書くことができます。
ok(x);
}
Zenには複数行にわたるブロックコメントは存在しません(例えばC言語における /* */
コメント)。
3つのスラッシュ(///
)から始まるコメントは、ドキュメンテーションコメントと呼ばれ、特別なコメントとして扱われます。ドキュメンテーションコメントは、Zenのソースコードからドキュメントを自動生成する時に利用されます。
連続した複数のドキュメンテーションコメントはマージされ、複数行にまたがるドキュメンテーションコメントが形成されます。
examples/ch04-basic-syntax/src/comments.zen:14:29
/// 2次元座標を表す構造体です。複数行にわたる
/// ドキュメンテーションコメントは、このように書けます。
const Point = struct {
/// x座標の位置です。これもドキュメンテーションコメントです
x: u32, // 0が原点です。これはドキュメンテーションコメントではありません。
/// y座標の位置です。これもドキュメンテーションコメントです
y: u32,
/// 原点の値で初期化された値を返します。
pub fn origin() Point {
return Point {
.x = 0,
.y = 0,
};
}
};
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